研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、日本企業関連債券市場ニュースを利用して、金融政策の本邦社債発行市場への影響を分析する。次に、金融政策手段が、社債流通市場に及ぼした影響と社債発行市場動向の関連性を分析する。金融政策による歪みとして本邦社債市場では、(i) 発行条件決定(プライシング)の難化、(ii) オペ見合発行年限選択、(iii) 特定のオペ見合社債銘柄への需要増、がある。ニュース情報より、需要・供給側のどちらの要因が主に影響を与えたかを特定し、社債を通じた企業の資金調達行動における、金融政策手段の影響を解明する。