研究課題
基盤研究(C)
本研究は公的資産であり通貨・金融に係る政策ツールでもあるという外貨準備の多面性に着目し、資産蓄積行動と通貨・金融政策に共通の動機となる景気循環(トレンドから乖離した所得変動)との関係性という独自の視点から過去半世紀にわたる世界各国の外貨準備の動きを分析する。その関係性に係る交絡因子を通して背後にある動機を解明し、外貨準備の抗・従循環性がマクロ経済の安定に及ぼす効果を推定する事で有用な政策的示唆を提供する。