研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、個人の情報スキルが家計の資産運用行動に及ぼす効果を実証的に解明することである。研究の特徴は、投資行動を消費行動と比較することによって、効果の共通性を明らかにする点にある。本研究では、情報スキルを情報知識量と情報処理能力の二つの面から定義・計測し、投資・消費という同一個人の異なる経済行動への影響を分析する。主たる分析手法として、独自にアンケート調査を実施し、投資と消費に対する効果を比較検討する。補完的な手法として、株式と消費双方のマーケットデータを活用し、企業情報流入に対する株価・取引高、売上高の変動を分析する。