研究課題
基盤研究(C)
本研究では、日本企業のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)投資について、その実施状況と理由を分析する。CVC投資では、将来の不確実性に挑戦するため、コーゼーション・ロジックとエフェクチュエーション・ロジックが投資判断において競合する。本研究では、CVCの投資判断においてどちらのロジックが採用され、そのロジック選択がCVC投資のパフォーマンスにどのような影響を与えるのかを探究する。これにより、個人の意思決定規範とされてきたエフェクチュエーション・ロジックが、CVCという組織体の意思決定にも関与しているかを検証する。