研究課題
基盤研究(C)
本研究では、過疎地域の持続的な成長の確保するため、モビリティ・シェアリングの有効性を高める方策を検討・解明することを狙いとする。一般的にはモビリティ・シェアリングの成功の鍵は、ネットワーク効果を働かせるため、ユーザー数の確保が重要と言われている。しかし、過疎地域では、ユーザー数が少なく、ネットワーク効果が十分発揮できないケースが多い。一方、人流、物流に加えて、エネルギー、医療などを重ね合わせ、累積ユーザー数を増やし、ネットワーク効果を働かせることができる蓋然性が高い。本研究では、これらをモデル化し、過疎地域におけるモビリティ・シェアリングを持続的に発展させる条件設定等を明らかにする。