研究課題
基盤研究(C)
本研究では、日本の素材産業におけるイノベーション・メカニズムをAttention-Based Viewという理論的視座から解明することによって、1)従来のイノベーション研究に対して新たな理論的貢献を果たすとともに、2)当該産業における日本企業のイノベーション能力向上に向けた実務的な貢献も果たすことを目的としている。具体的には、構造タンパク質素材やパワー半導体材料などの新素材開発プロセスに関する定性調査を進め、素材産業におけるイノベーション・メカニズムを明らかにする。多様な発展可能性を秘める新素材の開発プロセスにおいて、多様な行為主体の注意・関心(Attention)が与える影響を明らかにする。