自動車産業でのソフトウェアによる価値創出競争が導く企業間関係の転換に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24K05074
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分07080:経営学関連
• 研究機関: 関西大学
• 研究代表者: 佐伯 靖雄 関西大学, 商学部, 教授 (60580389)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: SDV / CASE / 価値創出 / 自動車産業

研究開始時の研究の概要

本研究課題の核心をなす学術的な「問い」とは，理論的には実現しうるはずの産業内での標準化技術が，競合他社よりも多くの利益を追求しようとする企業の戦略的行動によっていかにして歪められるのか，その背後にある論理はどのようなものかである。直接的な分析対象は，今日の自動車産業におけるソフトウェアによる価値創出競争である。
自動車産業でのSWによる価値創出競争が本格化するなか，それまでの産業内の既存主要プレーヤー以外からの参入が相次ぎ，産業内の主導権争いが過熱している。つまり，産業内の競争環境やその重要な要素であるSW標準化の方向を左右しうるプラットフォーマーの地位を誰が掌握するかという点も重要である。