研究課題
基盤研究(C)
組織を取り巻く諸制度に関する研究において、そのプロセスにおける個人の果たす役割の解明が求められている。この点について、「制度的バイオグラフィー」という概念を用いた事例研究を進めることとなる。この概念は、個人がいかにして制度的環境を生き抜き、どのようにして様々な制度に対する評価を形成してきたかに焦点を当てるものである。特に、異なる制度的バイオグラフィーを持つ行為者同士の相互作用に注目する点は、この研究の新規性の高い部分であり、主要な注目点である。