研究課題
基盤研究(C)
本研究では、監査人の職業的懐疑心を高めるための方策を提案するために、質問票を用いた2×2の被験者間実験を実施する予定である。研究Ⅰではクライアントからの圧力および監査人の感情の制御を操作し、研究Ⅱでは監査人の使用言語(日本語または英語)およびクライアント・アイデンティティ(クライアントと共有する価値観など)を操作する予定である。監査人の感情の持ち方やクライアントとのあるべき関係性が解明できれば、職業的懐疑心を向上させるための研修・訓練の内容を具体的に提案することが可能となる。研究成果を社会に還元できるように、学会での報告、論文の作成、セミナーの開催などを行う予定である。