研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、四半期財務情報の開示がもたらす影響について検証することである。具体的には、四半期開示のデメリットと指摘される経営者による短期的経営が実際に行われているのか、そして、四半期開示の特性とされる季節性に対してどのような市場評価がなされているのかについて、それぞれ実証的に明らかにする。わが国では、四半期決算短信の任意開示化に関する検討が継続的に行われることとなった。本研究において、わが国の四半期開示のあり方を検討する際に資する経験的証拠を示したい。