研究課題
基盤研究(C)
地球規模にシステム化・ネットワーク化した現代社会が抱える問題の解決にむけて、学際的な総合知が求められている。しかしながら、惑星社会の複合的問題に応答する総合知を生み出すことを可能とする共同研究の在り方についての解明は十分でない。総合知を生み出すための共同研究の在り方とはいかなるものであるか。どのように異なる分野・領域の研究者間の、そして研究者と当事者間のいかなる協業が必要となるのか。この「問い」に応えるため、本研究は、イタリアの社会学者A.メルッチとA.メルレルによってなされた共同研究グループ構築の試行錯誤を分析することで、惑星社会の複合問題に応答可能な学際的国際共同研究の手法を構築する。