地域社会の縮小化が進む中、自然資源の過少利用問題が拡大しており、そのことによって荒廃する自然環境が増えている。こうした状況の中、本研究は、自然資源を活用した地域コミュニティの再生に関する複数の事例研究から、地域再生と自然資源管理を一体的に進めていくための社会的なしくみのモデルづくりを行う。 本研究では、(1)地域社会と自然資源との関係がどういう歴史的な経緯を経て今に至っているか、(2)地域社会がどう変動し、それに伴い過少利用の状態にある自然資源の管理がどう再構築されつつあるか、(3)自然資源管理と地域再生を包括した社会的なしくみをどう構築することができるか、これらを検討し、モデル化する。
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