研究課題
基盤研究(C)
公害健康被害補償法によって認定されている水俣病の患者数は公表されているが、その中の小児性・胎児性水俣病の患者数は明らかにされていない。胎児性水俣病の全体像が不明のままである。故原田医師が確認した65名の胎児性水俣病の名簿にある被害者の追跡調査をすることで、1)疫学統計的データを作成し、胎児性水俣病被害の疫学を明らかにする。2)認定されていない被害者と認定されている被害者との現在の生活の違いを明らかにする。3)前述1)2)から、原因不明の脳性小児麻痺患者=障害者として、質の高い社会福祉の実現を目指し、公害被害者としての経験と統計的データを記録し、将来にわたり持続可能な研究とする。