研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、歴史的・文化的トラウマ論の視座から抑圧と抵抗を捉え、マイノリティ集団と協働して反抑圧ソーシャルワークを推進するための知見を提示することである。そのために、以下の3つのテーマを設定して研究を行う。①歴史的・文化的トラウマ論の理論的特徴を整理するとともに、他国の先進的な実践を把握する。②植民地主義の影響を受けてきた代表的なマイノリティ集団である在日朝鮮人とアイヌ民族に焦点をあて、抑圧の歴史とそれに対する抵抗の現実を明らかにする。③マイノリティ集団と協働する反抑圧ソーシャルワークに向けた知見を抽出する。