研究開始時の研究の概要 |
CODAとは、聴覚障害のある親をもつきこえる子ども(Children of Deaf Adults)を指し、幼少期から頻繁に親への通訳を担うことがある(Preston,1994)。CODAが担う通訳の役割は親へのケアの性格を含むことから、ケアラー・ヤングケアラーに布置され(渋谷,2014)、支援体制の検討が急務といえる。 本研究では、全国のCODAを対象に、「通訳」のケアに焦点を絞った実態調査を実施し、CODA固有の課題とニーズに即応する支援指針を策定する。その過程では、CODA当事者も研究協力者として加わり、当事者との共同創造(Co-Production)体制のもと調査研究を遂行する。
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