| 研究課題/領域番号 |
24K05455
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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| 研究機関 | 日本社会事業大学 |
研究代表者 |
小原 眞知子 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (50330791)
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| 研究分担者 |
新藤 健太 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 講師 (00752205)
木戸 宜子 日本社会事業大学, 福祉マネジメント研究科, 教授 (80386292)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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| キーワード | メンタルヘルス / 組織内スーパービジョン / セルフケア / スーパービジョン |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究ではストレスの高い社会福祉領域のメンタルヘルス促進のためにストレスによるバーンアウトを予防するセルフケアプログラムの開発を行う。現状の課題分析、プログラム策定・実施・評価を行う。また、活用できるようマニュアル、実施ガイドラインを作成し、ワークショップを開催し普及する。
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、人材マネジメントに影響を与えるメンタルヘルスを促進できる戦略的介入と してセルフケアの予防プログラムを開発し、組織内スーパービジョン体制に位置づけることである。わが国のメンタルヘルス対策は「労働者の心の健康の保持増進のための指針」の策定後、2015年にはストレスチェック制度が義務付けられたが、実際の社会福祉現場の具体的対応や対策は十分とは言い難い。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受けて、これまで以上に社会福祉・介護現場では業務上の不安やストレスが高いことが確認されており、今後のリスクヘッジを検討する必要がある。さらに、2021 年度の労災補償状況では、ストレスで発症した精神障害の職種請求が医療・福祉分類が最も多い結果であった。また、離職を防ぎ、職場定着は、サービスの質を左右する専門機関や施設の組織システムの運用の問題として大きな課題である。以上のことから、社会福祉現場のメンタルヘルスの促進は喫緊の課題である。本研究ではストレスの高い医療福祉領域のメンタルヘルス促進のためのセルフケアの予防プログラムの開発を行う。現状の課題分析、プログラム策定・実施・評価に加え、活用マニュアル、実施ガイドラインを作成する。その有効性は、ソーシャルワーカーのウェルビーイングを高め、結果的に職場定着、組織内リスクヘッジ、社会福祉実践の質の保証と福祉人材確保に貢献できると考える。今年度は、先行研究を主に行い、メンタルヘルス、セルフケアの概念整理、プログラムニーズを確定するため、ニーズアセスメントとリソースアセスメントを実施し、インパクト理論を作成しモデル案を提示した。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は先行研究を主として、メンタルヘルス、セルフケアの概念整理特に、組織内スーパービジョンからセルフケアを検討した。 特に、職場組織においてはソーシャルワークスーパービジョン体制として、カデューシン(Kadushin)らの研究、福山の研究、ミラー(Miller)は調査などから検討した。組織内での取り組みにおいては、ソーシャルワーカーを雇用する職場組織は、専門家としてのセルフケアが実践できる体制作りが重要であるとして、雇用主やスーパーバイザーはソーシャルワーカーがセルフケアを実践し、セルフコンパッション(自己を思いやる)を高める方法を学べるよう専門的な教育の提供、新人ソーシャルワーカーに合ったメンターシップ制度やピアサポートの機会を提供、スーパーバイザーがソーシャルワーカーのセルフケアの実践を人事考課に取り入れるなどを提案している。アメリカではNASWポリシーステートメントには、すでにソーシャルワーク教育プログラムの中に、専門家としてのセルフケアの実践の内容や方針を基礎・専門カリキュラム、実習教育などに組み込むことの重要性を示している 。これらを参考にプログラムニーズを確定するための枠組みつくりの検討ができたことから、概ね研究は進んでいると判断する。
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| 今後の研究の推進方策 |
2025年度はインパクト理論の妥当性の検討と医療機関のソーシャルワーカー対してメンタルヘルス、セルフケア、スーパービジョン体制を調査し、ロジックモデルを策定する。1)調査方法:フェイズ1の調査①および先行研究をもとにフォーカスグループインタビューを実施する。2)調査対象者:認定スーパーバイザーを対象とする。3)結果の活用:分析には、質的データ分析法を援用しプロセス評価とアウトカム評価項目、インパクト理論の妥当性を検証する。量的調査③方法:医療機関のソーシャルワーカーに対してメンタルヘルス、セルフケア、スーパービジョン体制に関する事柄を把握するために郵送法によるアンケート調査(無記名自記式質問紙調査)を行う。2)調査対象者:MSW 協会(会員5000 人)日本精神保健福祉協会(会員12000 名)中、1000名を無作為抽出する。3)結果の活用:適当な統計手法を用いて分析し、調査②③から、インパクト理論の検証と、メンタルヘルスのニーズとスーパービジョンの実際を分析でき、ロジックモデルを作成し、プログラムを策定できるようにする。
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