研究課題
基盤研究(C)
米国では被虐待児の聞き取り(面接)での犬の存在による児童のストレス軽減効果が示されている。日本でも児童相談所職員を対象にした調査より「付添犬の存在により児童が聞き取りでよりリラックスできる」ことが示されている。しかし、これまで日本で児童を対象とした調査は行われていない。本研究は付添犬の存在が面接を受ける被虐待児のストレス軽減に寄与するかについて生理学的指標及び心理的評価を用いて明らかにし、その上で、付添犬がより有効な児童の特性を示す。日本の司法制度において運用される付添犬の影響を客観的に示すことにより、児童の負担軽減のための必要な手立てを見出す重要な研究といえる。