研究課題
基盤研究(C)
2型糖尿病でのインスリン抵抗性や酸化ストレスで糖尿病が悪化することは知られているが、その発症や悪化の詳細な仕組みはいまだ不明である。そこで細胞実験でその疲弊やインスリン抵抗性との関連性を調べ、食事での防御法を提案することを目指している。本研究は培養細胞への酸化ストレス投与実験等を通して、細胞の疲弊状況、また細胞内での糖取り込みや糖代謝の変化を明らかにし、それらに及ぼす栄養成分の抗酸化効果を検討する。その方法として、酸化ストレス評価物質と、単糖およびその代謝産物を高感度に一斉検出できる質量分析LC-MS/MSでの定量法を確立し、各種条件に曝露された細胞の代謝産物の分析を行う。