研究課題
基盤研究(C)
健康増進の観点から完全菜食主義者(ヴィーガン)への関心が高まっている。ヴィーガン には多くのメリットがある一方で,栄養学的に偏る食事の摂取は様々な精神疾患発症に繋が る。本研究では雑食性のマウスを用いてヒトのヴィーガンモデルを作成し,動物性タンパク 質欠乏による精神疾患発症メカニズムの解明に着手する。申請者はこれまでに,動物性タン パク質欠乏食を長期間与えたC57BL/6Jマウスは,著しい糞量増加と共にうつ様行動を示すこ とを明らかにしてきた。そこで本研究は,ヴィーガンモデルマウスを脳腸相関的視点から解 析し,ヴィーガンと精神疾患発症を繋ぐ分子メカニズムを解明する。