研究課題
基盤研究(C)
乳幼児の誤嚥・窒息事故は後を絶たない。食品側の要因として、「硬い」「弾力がある」「噛み切りにくい」「粘着性がある」などの特性が挙げられるが、どのような物性値が窒息事故につながるのか、という客観的な情報がない。というのも、基準となる食品物性の計測手法がないからである。本研究では、乳幼児向けの様々な食品について、硬さ・弾力・噛み切りにくさ・粘着性など主観的な評価ではなく、客観的な物性値を取得できる計測手法を探る。幅広い物性の食品について比較可能な数値を取得することで、窒息事故を誘発する物性値を見出すことが可能となり窒息事故防止のための指標づくりにつながると考えられる。