研究課題
基盤研究(C)
文部省主管の海外派遣は1920年度に「文部省外国留学生」から「文部省在外研究員」へかわり、1940年度まで実施された。その一方で、1920~1945年度を通じて帝国大学では「学術研究」・「学術視察」・「学術調査」等を目的として、様々な財源で旅費を支弁して海外に教官たちを派遣した。本研究は、1920~1940年代における七帝国大学(東京、京都、東北、九州、北海道、大阪、名古屋)の海外派遣の基本的な内容(氏名、所属・身分、目的、派遣先、期間、旅費財源等)の一覧を作成して特徴・傾向・類似点・差異等を分析し、戦前期の帝国大学における海外への学術研究・学術調査・学術視察派遣の実態を解明するものである。