研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、関係論的共和主義の教育哲学における理論的基盤を明らかにし、その作業を通じて、現在の学校教育実践を改革するための含意を得ることにある。これまでの英語圏における市民的共和主義の哲学では「自己統治」の概念が重視されてきたが、人々の結び付きに着目し、その相互依存性を強調するような、関係論的共和主義と呼ばれる理論が現れている。本研究は、この関係論的共和主義の哲学から人々の相互依存性に着目する新たな教育理論を構築し、それによって教育実践改革への含意を得ることを目指すものである。