研究課題
基盤研究(C)
幼児や年少児のトラウマについての研究は十分ではなく、保育や学校等の現場におけるトラウマインフォームドケアの実践は限られていることから、本研究では幼児や社会的養護の下で暮らす子どもといったトラウマの脆弱性が高い子どもを対象とし、思春期までの時系列的な発達の様相を明らかにする。とくに、「幼児期から児童期」といった発達段階の変化、家庭から施設処遇(もしくは、その逆)等の環境の変化といった【移行期】に着目する。乳児院・里親支援機関、児童養護施設、小学校をフィールドとし、各現場の観察調査と職員へのインタビュー、匿名化された対応事例をデータとして、最終的に支援者向けのガイドの作成等を行う。