研究課題
基盤研究(C)
近年、肥満小児の出現率は増加しており、低体力化や生活習慣病など、子どもたちの現在、将来の健康が懸念されている。肥満形成に関わる要因としてはこれまで身体活動量や栄養摂取量などのエネルギーバランス、性差、遺伝などが検討されてきたが、胎児期における栄養環境や出生後の成長過程が肥満の悪化に関連する事も報告されている。本研究は、肥満を有する小学生を対象とし、出生時から現在までの発育状況、ならびに体組成、腹部脂肪分布、血液生化学値、身体活動量、栄養摂取量等を評価し、これらの項目が生まれてからの肥満の形成のされかた、特にどの時期にどのくらいのスピードで肥満を形成したかによって異なるのかを明らかにする。