研究課題
基盤研究(C)
核家族ユニットを形成し父親が養育に参加する小型の霊長類における、父親の育児負担に対する生物学的基盤と行動学的指標の解明を目指すことが本研究の目的である。父親のうつを予防・早期発見していくことは、単に父親の健康状態を維持するだけでなく、母親の負担軽減や子どもの健全な発育・発達につながる。育児によって父親に生物学的な変化が生じているのかという生物学的基盤を明らかにすることで、具体的な支援方略を示していくことが可能となる。本研究ではその他哺乳類におけるオスのストレス反応についても検討を行い、種間における共通点および相違点を明らかにしていく。