| 研究課題/領域番号 |
24K05937
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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| 研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
小路口 真理美 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30849047)
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| 研究分担者 |
中川 雅道 神戸大学, 附属学校部, 附属中等教育学校教諭 (00842923)
太田 亨 広島大学, 人間社会科学研究科(文), 准教授 (80370021)
仲矢 史雄 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (90401611)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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| キーワード | 哲学資源 / 漢文 / 会読 / 子どものための哲学 / エージェンシー / 生成型教育 / アクティブラーニング |
| 研究開始時の研究の概要 |
中・高・大学と対話的な学びを掲げながら、教室に「対話」はない。その要因は、「対話」が、合意形成を目指す過程であるという認識が、指導者にも、学習者にも欠けていること、学習者から「真正の問い」を引き出すには、それを内包するテクストを選ぶことが必須だが、実際には行われていないこと、そして、OECDが、学びの羅針盤で中心概念に据える「スチューデントエイジェンシー」の獲得に、対話がどのような効果を持つのかAARとの関連性に於いて、その効果を明確にしたデータと解析が乏しいことが挙げられる。これらの課題を漢文を哲学資源として捉え直し、p4cの手法に学んで実践的に解決するための研究である。
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| 研究実績の概要 |
科研番号20k02730「哲学資源としての漢文教材及び学び方の開発に関する基礎的研究」において選定した哲学資源たる漢文教材を、分担研究者・研究協力者で共有し、その教材を用いて、中学校、高等学校、大学(国内外)で授業を行った。今年度は、国内に留まらず、漢文を古典として学んでいる台湾をフィールドにするという新たな試みを行い、哲学対話を啓く漢文教材の可能性を、広く確信することができた。 また、分担研究者中川雅道氏は、勤務校(神戸大学附属中等学校)で「子どものための哲学ハワイスタイルin 日本&台湾授業参観・シンポジウム」を主催し、台湾、アメリカ(ハワイ)の大学から研究者を招聘、大学生、研究者、現場教員など多くの参加者を集めるシンポジウムを実施した。その盛況ぶりは、東洋哲学への関心と漢文を哲学資源として見直す研究と実践への社会的認知の高まりを証することになった。 そして、各分担者の実践の成果と課題を明らかにすべく、2024.12.7大阪教育大学未来教育セミナーで、「漢文教材開発を通じた哲学対話教育-会読という哲学対話 古くて新しい読書会の作り方-」を開催して、教育現場のみならず、一般人に対しても、漢文をテクストとして哲学対話を啓くとは、どういうことか、また、哲学対話の方法をいくつか紹介し、参加者と共に実践して、不確実性の高い未来への適応力(エージェンシー)に注目した「生成型教育」の構築のために有用であることを参加者と対話し、確認することができた。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
漢字によって構築された東アジア文化圏に属する日本、台湾にとって、書記言語である中国古典語文,つまり漢文は,共通言語であり、古典テクストとして共有できる。台湾では、中国古典語文(漢文)は,古典教材として,中学校教科書に収録されており、小学生以上を対象に、朗誦のための古典教材集『経典詩詞曲選讀』(國立高雄師範大學國文学系)も作られている。 そこで、共通言語である漢文のテクストを、異文化に属する者同士が解釈を試みるとき,見方・考え方の相違を前提とするが,そのことは,対話を成立させるには,むしろ有効であることを、大阪教育大学では、屏東大学日本語学科の学生とのP4Cで、神戸大学附属中等学校では、嘉義大学からP4C指導者を招いてのP4Cによって証明することができた。 なお、ファシリテーターの育成に関しては、「合意形成の鍵は,脱構築にある」という共通認識をもって、それぞれの学びの場で実践をしている。
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| 今後の研究の推進方策 |
これまで開発してきた漢文を活用して「哲学対話」を啓く実践の評価・改善を目指す。 研究会で、全員が実践について分析・協議して、教材そのものや思考を引き出すファシリテーションの妥当性をはじめ、生徒の対話後の変化についてのルーブリックを作成、他教科との横断も視野に入れて、カリキュラムマネジメントの観点からも検討を進める。新たな漢文教材について、実践を通じてさらに加えていく。大学生にも中・高での対話型授業を観察させ、意見を収集し、改善に活かす。なお、前年度からのアセスメントを継続する中で、仲矢氏を中心にエージェンシーの獲得状況を、生徒一人一人の認識の更新、深化を指標として、どのように測定するか、検討し、実践・検証する。 引き続き、対話的学習(子どものための哲学)についてハワイ大学、台湾嘉義大学との共同研究も継続する。
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