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「土壌を基盤とする持続可能な食料生産」に資する包括的な探求学習の提案

研究課題

研究課題/領域番号 24K05974
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

浅野 陽樹  鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (30437941)

研究分担者 赤羽 幾子  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境研究部門, 上級研究員 (90530569)
平井 英明  宇都宮大学, 農学部, 教授 (20208804)
研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2028-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードSDGs2.4 / コンポスト / 総合学習 / 土壌 / 探求学習 / 動画教材 / 教科横断的 / 土壌教育 / 食料生産
研究開始時の研究の概要

現行の小中学校の学習内容をSDGs2.4理解の視点から分析し、教師の教材ニーズを調査した上で、関連する教科を含めた包括的な探究学習教材を開発する。また、その集大成として「土づくりから食料生産につながる包括的な探究学習」を提案する。以上より、1)新規(未経験)教材の導入および活用における教師のニーズ調査、2)「生ごみのコンポスト(肥料)化-食料生産学習」における個別最適な学習展開方法の開発、3)SDGs2.4理解の視点からの学習内容の分析と関連する副教材の開発、4)「生ごみのコンポスト化-食料生産学習」を核とした包括的な学習体系の構築を課題とする。

研究実績の概要

課題1)新規教材に対する現場ニーズの調査:現職教員を対象に、動画教材を探索および使用する際の留意点(探索方法、再生時間、使用目的等)を定性的に調査した。また、動画教材として使用頻度の高かったWebサイト「NHK for School」を対象に土壌の出現する動画を検索し、教科、再生時間、また試用目的等のいくつかの指標について調査した。
課題2:コンポスト化学習における多様な学習展開方法の開発:小学校4年生を対象としたコンポスト化学習実践について、児童の内発的動機に依拠した学習活動の展開の契機となる学習活動、情意の変化、および知識の定着に関わる実態を調査・分析し学会発表した。
課題3)SDGs2.4の理解につながる学習内容の分析および副教材の開発:現職教員のニーズ調査結果を元にして、児童の気付きから学びを展開あるいは展開を促す動画教材を開発するため、コンポスト中のダニやトビムシの生態および分解の様子に着目した動画素材を収集した。これらの素材を元に、理科で使用可能な1~5分程度の動画教材のプロトタイプをいくつか制作した。児童を対象としたコンポスト化学習の支援Webサイトについては、内容を充実させ公開した。また、SDGs2.4の深い理解につながる学習教材「田んぼ物語」を開発し、森林下の土壌および土壌生物の観察から水田土壌の感受ならびに稲作体験といった一連の体験活動の有効性を確認した。さらに、学習者目線に注目した(Learner focus)教育プログラムの開発に関連して、土壌モノリス等を活用したサイエンスコミュニケーションの手法について、シンポジウムの開催を通じて有効な手法の情報を収集した。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は、課題1)新規教材に対する現場ニーズの定性的な調査、および課題3)SDGs2.4の理解につながる学習内容の分析を計画した。
課題1)については、板書計画とワークシートに関する調査は未実施であるが、動画教材の探索および利用に関する定性的な調査を実施した。
課題3)については、当初予定の学習内容の分析から計画を変更し、次年度以降予定の副教材の開発を進めた。副教材の開発については、体験的な学習を開発するとともに視覚教材の素材収集と動画教材のプロトタイプを制作した。

今後の研究の推進方策

課題1)新規教材に対する現場ニーズの調査:本年度未達成の現職教員を対象にした板書計画およびワークシートのニーズに関する定性的な調査を実施するとともに、当該調査結果と2024年度の調査結果をもとに定量的な調査計画を立て実施する。
課題2)コンポスト化学習における多様な学習展開方法の開発:探求課題として1)生ごみの分解速度を高める方法(撹拌および水分調整)に関する実験、2)設置場所による誘引生物の違いおよび棲息生物の様子に関する実験、また4)製造コンポストの生育阻害を軽減する実験を実施する。
課題3)SDGs2.4の理解につながる学習内容の分析および副教材の開発:学習指導要領、教科書、また関連副教材で扱われている土壌に関わる内容を調査する。また、副教材として稲作を中心とする食料生産に関わる副教材を開発する。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2025 2024

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 「土壌モノリス展示(福岡大会)」開催報告2025

    • 著者名/発表者名
      赤羽 幾子、浅野 陽樹、森 圭子、平井 英明
    • 雑誌名

      日本土壌肥料学雑誌

      巻: 96 号: 1 ページ: 58-59

    • DOI

      10.20710/dojo.96.1_58

    • ISSN
      0029-0610, 2424-0583
    • 年月日
      2025-02-05
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 栃木県立博物館が開催する観察会「たんぼ物語」の概要2024

    • 著者名/発表者名
      平井 英明, 早川 智恵, 吉田 貴洋
    • 雑誌名

      日本土壌肥料学雑誌

      巻: 95 号: 6 ページ: 422-423

    • DOI

      10.20710/dojo.95.6_422

    • ISSN
      0029-0610, 2424-0583
    • 年月日
      2024-12-05
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 社会とつながり、社会と変わる土壌科学×サイエンスコミュニケーション2024

    • 著者名/発表者名
      赤羽幾子、平井英明
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 学校の総合学習における生ごみのコンポスト化と栽培学習が児童の生ごみに対する認識と情動に及ぼす影響2024

    • 著者名/発表者名
      浅野陽樹、川口歓多郎
    • 学会等名
      日本産業技術教育学会九州支部会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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