研究課題
基盤研究(C)
2000年以降の教員政策では、「子どもの学び」との同質性や共通点に注目し、教師も学び続けることが強調されてきた。さらに近年の研修制度改革では、このことを具現化するように、研修に対する教師の意識転換が目指されている。しかし、成人や専門職である「教師の学び」と「子どもの学び」には大きな差異があることも見逃せない。また、教師自身がどのような研修に価値を置いているかなどは詳細に検討されてきたわけではない。本研究は「教師の学び」が子供とは異なることに注目してその実態を描き出し、さらに、研修に対する意識を「研修観」として解明することで、教師の学びを促す研修のあり方を提案しようとするものである。