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小中学校の学びの連続性を見通したインクルーシブな国語科教育のカリキュラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 24K06069
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関関西学院大学

研究代表者

原田 大介  関西学院大学, 教育学部, 教授 (20584692)

研究期間 (年度) 2024-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード国語科教育 / インクルーシブ教育 / カリキュラム開発 / 国語教科書 / 授業研究 / 教材開発 / 初等教育 / 中等教育
研究開始時の研究の概要

本研究は、通常の学級に在籍するすべての学習者に必要な「ことば」の育ちや学びのあり方を検証し、インクルーシブな国語科教育の理論と実践の構築に向けて、小中学校の国語科教育のカリキュラムを開発することを目的とする。
カリキュラムの開発に向けて、①現行の小中学校の国語科カリキュラムをめぐる目標論・学力論をインクルージョンの観点から批判的に検証すること、②2024年・2025年に改訂される小中学校の国語教科書をインクルージョンの観点から分析・検証すること、の2点を軸に進める。
本研究の最終年度には、小中学校におけるインクルーシブな国語科教育を実現するためのカリキュラムの原理を示す。

研究実績の概要

本研究の目的は、通常の学級に在籍するすべての学習者に必要な「ことば」の育ちや学びのあり方を検証し、インクルーシブな国語科教育の理論と実践の構築に向けて、小中学校の国語科教育のカリキュラムを開発することにある。
2024年度では、(1)教育学研究と教科教育学研究におけるカリキュラム論を概観した上で、国語科教育学研究におけるカリキュラム論を整理・検討した。また、(2)包摂(inclusion)と排除(exclusion)の視座から、国語科平和教育の理論と実践を考察した。
研究の結果、(1)では、各教科において教科の枠組みをインクルーシブ化しようとする傾向が見られること、国語科教育学においても同様にインクルーシブ化しようとする傾向を指摘できること、その上で、国語科教育では「空カリキュラム」の視座が導入されていないことも含め、国語科カリキュラム論の批判的な検証が必要であることを指摘した。特に、Schubert, William H.(2010)が提唱した、「複雑なカリキュラム現象」を国語科に導入することが欠かせない。
(2)では、特に排除(exclusion)の視座を学ぶ教科内容として国語科平和教育を位置づけ、国語科平和教育の可能性と課題を検証し、今後の方向性を提起した。大槻和夫(2005)によって提起された国語科平和教育の理論を援用しつつ、ポジショナリティやインターセクショナリティの理論も援用したことで、大槻の理論の可能性や限界についても指摘した。
小中学校の学びの連続性を見通したインクルーシブな国語科教育のカリキュラム開発をめざす上で、国語科平和教育を代表とする、これまでの国語科で取り組まれてきた理論や実践をインクルーシブ教育の視座から再評価する研究と、カリキュラム論など国外の研究で取り組まれている理論研究を国語科に導入する研究の、二つを進めていくことの必要性が確認された。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

2024年度の目的は、インクルーシブ教育の視座から国内外の教育研究の動向を確認すること、国内の国語科教育の先行研究を整理・検討することにあった。基礎研究に位置づく年度として、計画通りに進んでいる。

今後の研究の推進方策

今後の研究の推進方策として、国語科の学力論の研究、多様性(diversity)、包摂(inclusion)、排除(exclusion)といった、国語科でのインクルーシブ教育の軸となる概念の理論研究の必要性があげられる。2025年度より学校現場で使用される中学校の国語の教科書教材の実態調査研究に取り組む過程において、インクルーシブ教育をめぐる概念の理論研究も進めていきたい。
具体的には、中学校国語の教科書4社(光村図書、東京書籍、教育出版、三省堂)の中学1年から3年までの教材について、各社が求めている目標、内容、方法、評価を整理する。また、各社の国語教科書で描かれている多様性をめぐる表象について、包摂(inclusion)と排除(exclusion)の視座をもとに検討することによって、国語科カリキュラムの原理を提示する。また、そこで得た国語科カリキュラムの原理をもとに、中学校国語の教科書のあるべき方向性についても提起する。

報告書

(1件)
  • 2024 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 国語科平和教育の目標論の考察―「外」への視座を中心に2024

    • 著者名/発表者名
      原田大介
    • 雑誌名

      月刊国語教育研究

      巻: 629 ページ: 48-55

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 国語科平和教育はどうあるべきか―大槻和夫(2005)『平和教育への宿願』をてがかりに2024

    • 著者名/発表者名
      原田大介
    • 雑誌名

      教育学論究

      巻: 16 ページ: 121-128

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 教科カリキュラムのインクルーシブ化に向けて―国語科カリキュラムを問いなおす2024

    • 著者名/発表者名
      原田大介
    • 雑誌名

      インクルージョンを展望するカリキュラムづくり

      巻: - ページ: 144-156

    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書
  • [学会発表] 国語科平和教育はどうあるべきか―大槻和夫(2005)『平和教育への宿願』をてがかりに2024

    • 著者名/発表者名
      原田大介
    • 学会等名
      第147回全国大学国語教育学会
    • 関連する報告書
      2024 実施状況報告書

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公開日: 2024-04-05   更新日: 2025-12-26  

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