日本では、2020年度から小学校にプログラミング教育が導入された。公教育でのプログラミング教育が広がるとともに、学校以外でもプログラミングを経験できる機会や環境が増え保護者の関与も期待されている。小学校段階においては、保護者の子どもに対する影響力は大きく、成績などの学習成果のみではなく子どもの学習に対する意識や態度を形成する大きな要因となる。子どもの学習へ関わる保護者の態度や行動に関する研究は広く行われているが、プログラミング教育においては、ほとんど行われておらず十分な知見は得られていない。本研究では、保護者の行動や態度の詳細な把握と、影響をあたえている要因との関連を明らかにすることを目指す。
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