研究課題
基盤研究(C)
退屈とは、今までの行動を捨て新しい行動を選択するように仕向ける感情と考えられる。申請者は以前、課題に退屈した時、ヒトの脳波が変化する事を明らかにした。またその時、注意力も減少した。つまり注意力の減少により退屈したと考えられる。課題遂行時、注意過程と共に作動記憶も必要とする。本研究課題では、磁気刺激により注意過程及び作動記憶過程を変化させた時、退屈の誘導がどのような影響するか、退屈関連脳波がどのように変化するか、2つの過程を含む、Nバック課題及び持続的注意力課題を用いて調べる。また本研究の結果を元に、学習者の気分転換のタイミングを検出し気分転換を促すシステムを開発する。