研究課題
基盤研究(C)
本研究では、中学生を対象として、心理的状態の安定性を高密度の縦断データを用いて分析し、抑うつの変化との関連を検討することで、抑うつ症状の発生の予兆(early warning signals: 早期警戒信号)を検出することを目的とする。また、本研究は中学校との連携によるアクションリサーチにより、学校現場において実施可能な抑うつの早期警戒信号の検出方法を確立する。子どもの抑うつの早期発見のための実践的に有用な連携体制モデルを構築するとともに、子どもの抑うつ症状の発生における心理的状態の個人内変化のプロセス解明を目指す。