研究課題
基盤研究(C)
本研究は,音声コミュニケーション能力の教育測定のいっそうの改善を目的とする。ここでは,広く行われているリスニングテストを対象として,深く掘り下げて分析検証し,さらに実務の支援を目指す。具体的には,次の3つのテーマで研究を進める。① リスニングテスト受験時の聴覚情報・視覚情報の探索過程の分析② 受験者の属性と高次因子でのテスト項目バイアスの関係の検証③ リスニングテストの問題作成のための合成音声技術の適用これらによって,現在のリスニングテストの能力測定における深層理解を深める。そこから改善していくべき課題を示すと共に,音声問題作成の負担軽減もめざす。