| 研究課題/領域番号 |
24K06619
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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| 研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
三輪 晃司 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (40806147)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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| キーワード | 単語認知 / 手書き / 感情価 / 漢字 / 語彙判断実験 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、手書された漢字単語がタイプされた漢字単語と比べて、どの程度異なる認知処理を促すのか、語彙判断実験を行い検証する。漢字二字単語の認知時には部首、漢字、単語という異なるレベルでの処理が行われているという理解が一般的だが、特異さの多い手書き文字の認知時にはより低次の部首レベルのボトムアップ処理が促され、タイプ文字と異なる処理が誘発されるのか検証する。また、感情価の異なるポジティブな漢字単語とネガティブな単語を刺激材料として含めることで、より高次の意味的な処理に関しても手書き文字とタイプ文字の認知を比較する。
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| 研究実績の概要 |
パソコン、スマートフォン、タブレット機器等の普及により近年手書き習慣の減少が見られる。手書きの必要性が議論されることもあるが、手書き文字が頭の中の単語処理にどのような影響を及ぼすのかという問題は心理言語学分野の単語認知研究では注目されてこなかった。本研究の目的は、手書きされた漢字単語の書字的な美しさ(もしくはその欠如)が漢字単語の認知へ及ぼす影響を調べることである。効率的な漢字認知を達成するメカニズムは諸説提案されているが、認知処理プロセスのある時点で漢字は部品に分解されて認知されるという説が有力である。また単語認知時に単語の感情価(ポジティブさやネガティブさ)も影響しているという研究結果が報告されている。このような背景がある単語認知研究において、今回は漢字認知における分解の度合いと感情価の効果が手書きされた単語の書字的な美しさに影響されるのか調べる。一年目は実験計画の詳細を固めることを行なった。具体的には現在の心理言語学研究の潮流の中で本研究が出版可能となるように詳細を修正することに多くの時間を割いた。具体的には感情価評価実験(実験1)で500語の漢字二字単語の感情価を測り、手書きサンプルの収集(実験2)を行い、手書き単語の評価実験(実験3)により手書き文字の美しさを測り、語彙判断実験(実験4)と感情価判断実験(実験5)にて実験2で収集された手書き文字を刺激材料として単語認知実験を行うこととした。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
当初は1年目から実験を開始する予定だったが、例年を上回る研究外業務時間と学生指導時間により、期待していたほど研究に十分な時間を割くことができなかった。また、国際誌での出版を視野に入れた質の高い研究とするため、実験計画の詳細な検討に予想以上の時間を要した。しかし、共同研究者との毎月のミーティングを通じて検討を重ねた結果、実験デザインについては概ね満足のいく形に仕上がった。具体的には、研究の目的を維持しつつ、手書きとタイピングの比較から、手書きの文字の質(汚文字・美文字)が及ぼす影響に焦点を当てたデザインへと修正した。実験デザインの詳細が固まったことにより、所属機関での研究倫理審査の申請も完了し、2年目での実験実施に向けた準備が整った。
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| 今後の研究の推進方策 |
2年目で手書き単語に関する様々な評価データをオンライン実験により取り終えて、理想的にはラボでの単語認知実験と感情価判断実験データの大部分を取り終えることを目標とする。
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