研究課題/領域番号 |
24K06621
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
苧阪 直行 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (20113136)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 実験心理学古典機器 / メンタルクロノグラフィー / 京都帝大の歴史的遺産 |
研究開始時の研究の概要 |
心理学の創始者ヴントは意識を観察するため内観を用いたが、その科学的解明には、情報処理の時間機構を生理学的方法で検討することが必要とされた。一方、ポズナーは時間情報処理としてmental chronography(MC) を提案し、反応時間を指標とした心のモデル化を考えた。MCでは行動の変化とその主観経験の変化を測定することが重要である。ヴントは、MCの初期の重要な研究の担い手であった。本課題は、本邦のMCの生みの親ともいえる松本亦太郎が当時最先端のドイツから購入し研究に用いた古典機器を修理し、計時の動作原理を評価することを通してMCの起源を探ることにある。また、初期のMCを支えた測時装置の歴史的意義及についても考察する。
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