研究課題
基盤研究(C)
申請者はヒトに撫でられることを嗜好するラットが、自分が撫でられず、他のラットが目の前で撫でられている不公平条件下で快情動の指標となる50-kHz callの発声頻度が減少し、過去に報告例のないカテゴリの超音波音声(31-kHz call)を発することを発見した。撫でるという社会的報酬の不公平な分配に対する反応である可能性が考えられた。本研究では申請者が発見した31-kHzcallが不公平嫌悪を反映しているかどうかを実験心理学的手法により明らかにした上でそのメカニズム同定を目指す。