研究課題
基盤研究(C)
ガロアの逆問題への1つのアプローチとして,有理関数体上への有限群の作用による不変体の有理性問題がエミー・ネーターによって提唱された。ネーター問題はよく知られた方法により,変数への単項作用による不変体の有理性問題に移行される。研究代表者らは2014年の論文で,準単項作用の有理性問題の研究を開始し,高次元の単項作用の有理性問題への応用も得ることができた。その後この結果をいくつかの場合に拡張することができているが,今回の研究においてそれをさらに発展させることを目指す。