配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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研究開始時の研究の概要 |
量子力学における散乱理論では, 入射波に対し, 系が持つ摂動が作用して散乱波を生じる様子を数学的に調べる. 本研究計画では, ユニタリ作用素のスペクトル理論を共通の背景として, (I) 多次元シュレーディンガー方程式に対する非散乱エネルギーおよび(II) 離散時間量子ウォークの共鳴散乱を対象とする. (I) の考察対象は, 特定の入射波に対して散乱波を生じない現象である. これは, 共鳴散乱を引き起こす実軸至近の共鳴極とも深く関係していると予想される. (II) は近年研究が進められている離散時間量子ウォークモデルにおいて, 量子系特有の現象である共鳴散乱を詳しい解析である.
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