研究課題
基盤研究(C)
多孔質媒質中の流体モデルやプラズマ拡散モデル,非ニュートン流体モデルなどの非線型放物型方程式(連続的媒質上の拡散方程式)では,通常の拡散とは異なる解の挙動が観測される.一方近年情報科学で提案されたハイパーグラフラプラシアンを含む非線型多価常微分方程式(離散的媒質上の拡散方程式)について,非線型放物型方程式と同様な解挙動が見られることが判明している.本研究では離散的/連続的媒質上の非線型拡散方程式の類似点・相違点に着目し,双方を横断的・漸近的に解析することで,特異な解挙動が生じるメカニズムの解明を目指す.