研究課題
基盤研究(C)
ある4階の分散型写像流方程式について、初期値問題の一意可解性に関する研究を推進する。また、複素数値関数に対する空間1次元4階非線型分散型偏微分方程式の系について、分散型写像流方程式の研究を援用して、初期値問題の適切性に関する新規の結果を構築する。これら2つの研究は、見かけ上の設定は異なるが、分散型写像流方程式に内在する偏微分方程式系としての構造と、解の定義域や値を取る多様体の幾何学的性質との関係が鍵を握る、という点で共通している。