研究課題
基盤研究(C)
辺着色グラフにおいて、すべての辺の色が異なる部分グラフを虹色部分グラフと呼ぶ。申請者は、「虹色であるという条件は極端すぎるのではないか?」という問いの下、色の偏りの条件を緩和するという新たな着想により、虹色部分グラフを拡張した(g,f)-着色部分グラフを定義した。さらに、2n頂点完全グラフ(n≧3)の辺をどのように塗っても、元の完全グラフの配色比とほとんど等しい配色比を持つ辺素な全域木たちですべての辺を分解できると予想した。本研究では、この予想の解決を目指すとともに、色の偏り条件が緩和された辺着色部分グラフの研究をさらに進める。