研究課題
基盤研究(C)
位相的データ解析はデータ解析の中でも「データの形」に着目したものであり、その中でもパーシステントホモロジー(PH)を用いた手法は形の大きさなどの定量的な性質を調べることができる。従来のPHの理論は1パラメータに対するもので、時空間といった2パラメータデータにそのままでは適用できない。そこで、パーシステンス図(PHの出力)についてインターバル近似が試みられている。本研究の目的はBridgeland安定性条件を用いて2パラメータPHのインターバル上でノイズ安定性を明らかにすることである。さらに、ホモロジー的ミラー対称性を用いて、Reeb グラフやMapperグラフのノイズ安定性への波及を目指す。