研究課題
基盤研究(C)
量子エネルギーテレポーテーションを素材として,絶対零度においても対象系に内包されている量子情報であるエンタングルメントを明示した形での量子情報熱力学の理論的定式化を行うことが本課題の大きな目的である.局所操作と古典通信のみを用いて遠方でエネルギーを取り出す際の取り出しエネルギーの上限に対する不等式を数学的に導出し,有限温度で定義されている情報熱力学第2法則の一般化を目指す.