研究課題
基盤研究(C)
四面体方程式や3次元反射方程式は,2次元系のバルクおよび境界における可積分条件であるYang-Baxter 方程式,反射方程式の3次元版に相当する.これまでに幾つかの非自明な解が発見されているが,いずれも量子座標環や量子クラスター代数と結びついた興味深い様相を呈している.本研究では主として量子クラスター代数の観点から量子パンルベ系,クラスター可積分系,四面体方程式,3次元反射方程式,3次元可積分系などの数理構造を開拓するものである.