研究課題
基盤研究(C)
ギャップレス相における可積分量子スピン鎖の有限温度での動的相関関数に対して、解析的アプローチおよび数値的アプローチを相補的に行う。解析的アプローチには過去の研究で開発してきた量子転送行列法、完全WKB法と熱的形状因子展開法を組み合わせて用いる。数値的アプローチには主にMPSに基づいたt-DMRGを用いる。これらを有機的に結びつけることにより相関関数のスケーリング極限の解明を試みる。