非通常超伝導体特有の低対称電子秩序の研究

• 研究課題/領域番号: 24K06948
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
• 研究機関: 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
• 研究代表者: 神戸 振作 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究職 (40224886)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 高次多極子

研究開始時の研究の概要

強相関 f 電子系における電子状態の理解は、国内外多数の研究者が取り組む問題であり、特に非通常超伝導体における超伝導機構解明や固有の 電子状態の理解は重要な課題となっている。そのため、中性子散乱実験等では“ 見えない ”電子秩序を“ 見る ”系統的方法の開発が世界的に求められている。また量子コンピュータへの応用も視野に入れた物性物理学の課題として、UTe2 や URu2Si2 におけるトポロジカル超伝導状態の可能性が大きな注目を集めている。本研究はこれらの研究動向とも一致し、新奇電子秩序状態と非通常超伝導体との関連性を明らかにすることで新たな視界を提供する。