研究課題
基盤研究(C)
本研究は、核融合原型炉のプラズマ対向壁に形成されたタングステン堆積層が、対向壁全体の水素同位体蓄積量に与える影響を明らかにすることを目的とする。そのために、(1)タングステン堆積層の炉内分布と堆積速度を予測し、(2)堆積層形成環境下での水素同位体蓄積量のデータベースを構築する。そして、(3)堆積層を含む原型炉対向壁全体の水素同位体蓄積量の評価を行う。これにより、中性子とヘリウム照射下での水素同位体蓄積量と比較して、堆積層の影響を明らかにする。さらに、堆積層形成やその水素同位体蓄積量の低減する手法を検討する。