高次量子補正からの素粒子標準模型を超える物理へのアプローチ

• 研究課題/領域番号: 24K07016
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 久野 純治 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (60300670)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 強いCP問題 / 電気双極子能率 / 素粒子標準模型を超える物理 / 宇宙暗黒物質

研究開始時の研究の概要

中性子や電子などの電気双極子能率(EDM)及び暗黒物質の直接探索に注目し、以下評価を行う。
1. 強いCP問題を解決する左右対称模型、Nelson-Barr模型で、３ループダイアグラムから導かれるθパラメータの予言を具体的に評価し、中性子EDM測定での検証の可能性を明らかにする。
2. 標準模型にベクター的フェルミオンの導入の方法を整理・分類するとともに、それぞれの場合で、電子のEDMを２ループダイアグラムの寄与を網羅的に調べる。
3. 弱い相互作用を通して核子と相互作用する暗黒物質に着目し、暗黒物質・核子弾性散乱断面積を３ループダイアグラムの寄与を第３世代も含めて信頼できる数値的な評価を行う