研究課題
基盤研究(C)
本研究では、テラスケールにレプトクォークをもつ大統一理論の模型を構築し、フレーバー物理による検証可能性を明らかにする。一般に大統一理論の模型はレプトクォークを内包しており、それらの一部がテラスケールの質量をもつことにより、(1) 3つの相互作用の統一、(2) フレーバー物理における理論予言と実験値の間の不一致(アノマリー)の説明、の両方が同時に実現できる可能性がある。研究の初期段階では45表現スカラー場をもつSU(5)大統一理論の模型の研究に取り組み、その後、他の表現のスカラー場をもつ模型およびSO(10)やE_6などの他の大統一群の模型についての研究を進める。