研究課題
基盤研究(C)
原子核の核分裂を理解することは、重い原子核の性質やr過程元素合成の解明に重要である。本研究では、核分裂のダイナミクスを特徴づける集団慣性を微視的模型で記述することで、より信頼性の高い自発核分裂および核分裂半減期の記述を行う。また同様の計算手法を四重極集団ハミルトニアン模型へ応用し、原子核の低励起状態を平均場近似を超えて記述する。これらにより、広範囲の原子核の記述およびr過程元素合成研究に対してインパクトを与える。